Saori@destiny"WORLD WILD 2010"発売前・カウント・ダウン・レビューその1

Saori@destiny『WORLD WILD 2010』
＜全12曲＞
1.Re:revolution
2.WORLD WILD 2010
3.エスニック・プラネット・サバイバル
4.I can't
5.Lonely Lonely Lonely
6.Play
7.BABY tell me
8.ファニー・パレード
9.グロテスク
10.プリズム
11.シンパ
12.Lonely Lonely Lonely（FUNKOT.JP remix）REMIXED BY DJ JET BARONG aka 政所

昨日アルバムの全曲試聴が始まったことを受けて本エントリから数回に分けて発売前のレビューを行いたいと考えています。全曲試聴可とはいえ、フルでない曲もあります。そういった編集でカットされた部分にも聴きごたえのある曲がありますので、（先行シングルでリリース済版と試聴版を聴き比べた場合）そういった点も考慮しながらレビューしたいと思います。アルバムがリリースされてその全貌が明らかになった時、このレビューを読みなおすことも個人的に面白いと思います。

■全体的な印象
事前に「エスニックだ、エスニックだ」と言われたわりには、明確にその路線なのは、2.と12.ぐらいで後はエレクトロでしたね。私も釣られてしまいましたが、結果良ければすべてよしとしておきましょう（笑）。

＜収録曲＞
1.Re:revolution

capsuleのアルバムの1曲目によくあるような、挨拶代わりのオープニング用の短い曲と思われます。Saoriではない「お前誰やねん？」という感じの女性の声も入ってますしね。この女性の声がフランス語訛りの英語のようにも聴こえるんですが、どうなんでしょう？タイトルは「革命への返答」とも「再革命」とも読めますね。このあたりを突っ込んでもまた釣られるだけでしょうから、これくらいにしておきます（笑）。最初この曲はSaoriの公式ホームページから聴いていたんですが、ミニマル構成な曲ゆえ、これだけをリピートしても十分聴けます。ライブでこの曲をバックにSaori入場となるとかなりカッコイイですね。

2.WORLD WILD 2010

タワーレコード店舗での試聴ではフルのようでしたが、こちらは短縮版です。全体的な印象はどちらも変わらないと思います。私は詳しくないんですが、これがバイレファンキだそうです。初めて聴く人はかなり驚くんじゃないでしょうか？アイドルでも尖がった曲と言われるものが最近は多いですが、ここまでのものはまずないでしょう。0:52〜1:05あたりの低音のドラムのフレーズとSaoriの声の絡みが素晴らしい。腰に来ます。それでいてちゃんと歌物として成立してます。

3.エスニック・プラネット・サバイバル

先行してタワーレコード限定シングルでリリースされていた曲。80年代のバブル期のジュリアナ・サウンドのリメイクという印象が強かったが、パーカッションやホーンのラテンの香りが今は新鮮に感じられる。個人的にはアルバムにファンカ・ラティーナの曲があったら面白いと思っていたが、そっちの方には行かなかったのね。詞の方は、Terukadoの「やり過ぎ感」がSaoriにも伝染したかのよう（笑）。確か何回も書き直しの指示がTerukadoからSaoriに出た曲。他の曲はどうなんだろう？