私のお勧めするPSY・Sの曲(前期)

前項で予告した、私のお勧めするPSY・Sの曲

まずは最高傑作アルバム「ATLAS」の1曲目から。
Wondering up and down 〜水のマージナル / PSY・S

Youtubeの画像はアップされた方が勝手に付けられたものだが、音の方もまさにこんな不思議なイメージ。それまでの打ち込みっぽい曲たちとは全く違ったが、この頭の1曲で「とうとうPSY・Sはやってくれた!」と確信した。
この曲もそうだが松浦さんが弾くオルガンはLed ZeppelinのJohn Paul Jonesを思い出すのだがどうだろう?

ファジィな痛み / PSY・S

このディレイの効いたギターの音空間の気持ち良さよ。キーボードの隠し味も絶妙。今冷静に考えるとギターで参加したBARBEE BOYSいまみちともたか氏の貢献が大なんだろうな。松浦さんはギターも上手いからギタリストとしていまさ氏の影響を受けたのかもしれない。
このアルバムで唯一残念なのは「ファジィ」という言葉が歌詞に入っていること。当時「ファジィ」という言葉が流行したのだが、そういうものは後年聞くと古臭くなってしまう事は明白だった。だから、そういう言葉を歌詞に入れるのはどうだろうと心配して、実際その通りになったのだが、もしかしたら、松浦さんはそういう事も込であえて歌詞に入れることを認めたのかもしれない。ドギツイ言い方をすれば、あえて時代と寝ることを選んだと。その点では孤高のエバーグリーンなポップスを目指して欲しかった私の希望とのズレがここにもあったと言える。

ATLAS

ATLAS

アルバムの完成度という意味でかなり重要なのがこれ。松浦さんがNHK FMの「サウンド・ストリート」という番組で「マンスリーソング」と題していろいろなミュージシャンとコラボした曲を集めたもの。ちなみに、「サウンド・ストリート」のパーソナリティは坂本龍一氏の後任が松浦さんで当時「とうとう大阪から全国区に来たか」と興奮していた。

Collection(紙ジャケット仕様)

Collection(紙ジャケット仕様)

どの曲も粒ぞろいですが2曲を選ぶと。
PSY・S with いまみちともたか - サイレント・ソング

PSY・S with 楠瀬誠志郎 - 風の中で

10cc"I'm not in love"とAira Mitsuki x Saori@destiny"Animal Daydream"とのミッシングリンクがこんな所に(笑)。

デビュー当時の衝撃を味わうには、デビューアルバムとその後リリースされた2枚の12inchシングルとセカンドアルバムまでがお勧め。

Different View(紙ジャケット仕様)

Different View(紙ジャケット仕様)


当時はこのPVは1回観たかどうかぐらいだった。このドラム、特にスネアの音は今聴いても凄い。先ほどオルガンがZepのジョンジーを思い出すと書いたが、ドラムは"John Bonham"と和太鼓を思い出すのだがどうだろう?(特に連打する所)
(おまけ)PSY・Sと同じ1985年リリース。Princeのこの頃特徴のあるスネアの音だった。
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ポップスのマッドサイエンティストのイメージで突き進んで欲しかったが、やっぱり単純な問題ではなかった(笑)。Fairlight映ってる。8inchフロッピーディスク、実物見たこと無い(笑)。
PIC-NIC(紙ジャケット仕様)

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Woman・S / PSY・S

Down The Slope / Psy-S(PSY・S サイズ)

とりあえず今回はここまで。