今年も「AIEA2013」に投票しました。

年末恒例、鈴木妄想さん主催「AIEA2013」に投票しました。
http://d.hatena.ne.jp/magma890/20131216#1387199904
以下投票内容と補足の音源紹介です。

1位
TEAM M2(チームエムツー)/ゆるメーター

TEAM M2は富士宮市の期間限定のご当地アイドルで、現在は後継グループとして、3776(みななろ)が活動中という説明からしなくてはいけないのがもどかし過ぎる。とにかく曲を聴いてみろと言うしかない高品質の楽曲。全く無警戒な背後から殴られたような衝撃を受けた。イントロの太いシンセベースとギターの絡みを聴いただけでXTC好きには分かってもらえると思う。「やっぱり君ともそのうちバイバイ」「湧球池便り」「ゆうれい商店街」「ノートブックの私」辺りの楽曲もギターが中心だがそれぞれタイプが違う超名曲。

2位
Lim Kim(Kim Ye-rim)/voice

この人は韓国でもアイドル扱いはされていないので、このランクに入れるかどうか迷ったが、本国と比べて認知度が低すぎる日本で名前が知られるようにという願いで投票。声が良い、曲が良い、顔も可愛い。この曲はソウル寄りのメロウなAORだが、他にはボサノヴァ風やバカラック風のようなオーガニックな曲が多く、今までEDM的な曲が多かったK-POP界に新風を吹き込んだと思う。

3位
Especia/センシュアルゲーム

「俺のEspecia」がまさかこんな位置に来るとは。去年「DULCE」を心中覚悟でもっと褒めておけばよかったと少し後悔した。今年5月の大阪梅田クアトロ、8月のWWWでのライブを頂点に活動内容も本人達の成長ぶりも100点満点。細かい事を言えばいろいろあるので、さすがにそんな熱にうなされた状態は長く続かなかったが、年明け1月にリリースされるシングルがカップリング含めて3曲とも素晴らしく2度目の恋の予感がする(笑)。

4位
水曜日のカンパネラ/お七

EspeciaのWWWのオープニング・アクトで初見。このユニットもアイドルかどうかは微妙なところだが、ユニークなコンセプトの歌詞と、ハウスとアンビエントアコースティック・ギターとラップをミクスチャーした楽曲が新鮮。似たような曲が若干あるように思うが、この曲などはテンションが高くて素晴らしい。

5位
クルミクロニクル/午前11時

本人に直接会ったのはアルバム収録全曲披露のライブの時だが、なぜか前から知っている感覚(笑)。俺は親戚の叔父さんか?(笑)私自身は清純黒髪少女とEDMの組み合わせにはあまり魅力を感じていないのだが、本人がこれからどう変化・成長してそれに合わせて楽曲がどう変わっていくか、もしくは逆に曲に影響されて本人がどう変わっていくのかに注目している。そういう点でもピチカートが入って転調を繰りかえすこの曲は重要。

6位
少女時代/I Got a Boy


このリード曲とアルバムのリリースで文字通り今年が始まった。さすが風格を感じる出来具合。その後初めてライブにも行って満足して一区切りついた感じ。しかし、年末に出た日本語版のアルバムも良さげで、そのうち買うと思う。値段が高いので少し躊躇しているが(笑)。

7位
Hara(KARA)/Secret Love

いろいろ落ち着いてしまって関心が薄れたが、今のメンバーの最後のアルバム"Full Bloom"を聴いてみると、これがかなり充実作。そもそも日本盤は聴いていないのし、ミスター以降しか知らないのだが最高傑作と言える。一方ソロ曲を集めた韓国のアルバム"Solo Collection"もメンバーそれぞれバラエティ富んでおり良かった。1グループで1曲という自己ルールで投票したので、代表としてHaraちゃんのこの曲を選択。キュートなレアグルーヴ。(後で気が付きましたが、この曲は2012年のリリースでした。)

8位
f(x)/Shadow

VHSテープを模したパッケージはまるで日本の某グループと呼応しているように感じた(笑)。こちらはそれほど80年代にこだわったものではなかったが。アルバム全体としては従来のエレクトロもありつつ、この曲のようにそこから離脱した実験曲ありディスコ、ファンクっぽい曲もあり。それでも手探りしているようには感じられない貫禄の充実作。

9位
Nine MusesDolls

一時期K-POPを席巻していたエレクトロ的な音からいち早く抜け出たディスク、ソウルっぽい曲を出して今年の初めはK-POPの中で一番期待できるアイドルだったのだが、少し迷走気味で残念でした。来年は挽回を期待したい。この曲の頃までは良かったなあ。

10位
Saori@destiny/I can't

物言いが付きそうですが、公式的には引退も何もしていないことになっているし、「『HQ Idol Song Mix』DJ Mix by PandaBoY」に収録されたので現役ですよね(笑)。このコンピに収録されることに動いていただいたすべての人に感謝を述べたいと思います。大人の対応もふくめて。アイドルに限らず、良いものは末永く残ると信じています。この曲以外にも名曲がたくさんあることを少しでも多くの方に知ってもらいたい。Saori@destiny is forever.


全体コメント

K-POPについては、世界的なEDMの流行にいち早く上手く乗っていたいたからこそ、そこからの離脱が送り手側の大きなテーマだったと思いますし、受け取り側の私としてもそういう点を注目していました。その点、少女時代やf(x)は上手くやってるなと思いました。KARAは残念だけど最後のアルバムが良かったからまあいいかと(笑)。
日本のアイドルに関しては、私もそこまで自覚的ではありませんでしたが、結果的に非EDM的な動きに重要なものが多かったように思えました。私自身の趣向の問題でもありますが。


惜しくも選を漏れた曲たち
グループ1曲という自己ルールを設けましたので、主にそれにより外れた曲たちです。

TEAM M2/やっぱり君ともそのうちバイバイ

TEAM M2/湧球池便り

TEAM M2/ゆうれい商店街
こちらで試聴できます
http://namarecord.com/

TEAM M2/ノートブックの私

Especia/トワイライト・パームビーチ

Especia/ステレオ・ハイウェイ

Especia/海辺のサティ

Nicole(KARA)/Secret Love/こちらも2012年リリースでした

Miss A/Come On Over