TRASH-UP!! Vol.19 石田彰氏×ショック太郎氏 対談

TRASH-UP!! Vol.19

TRASH-UP!! Vol.19

石田彰さん(3776のサウンド・プロデューサー)とショック太郎さん(blue marble)の対談。
直接の関係者以外で、日本でこの組み合わせに最も関心を持っている者と自負する私(笑)がレビューを書いてみます。雑誌全体は190ページ以上あるうちの、4ページに過ぎない部分ですが。

改めて思ったのは、3776(みななろ)のというか、石田さんが作っている音楽は何よりも「自由」だという事。
歌うのがやたら難しくて、全然可愛くもない曲を歌わされるメンバーの気持ちや、そんなミックスもコールできないような曲を聴かされるファンの思いや、さらには作り手である石田さんの意図さえ越えてひたすら「自由」だ。
こうやったら「カッコ良く」なる方向ではなく、こうなったら「面白く」なるという方向に進んでいく楽曲。
痛快なまでに「自由」だ。
正直なところ、石田さんの大ファンの私でさえ楽曲の一部には着いて行けない所がある(笑)。

ミュージシャン同士の音楽的な深い話から、アイドル運営にまで話は及ぶ。対談が行われたのが、3776のSeason #2+に移行する時期だったはずなのでそういう事を念頭に置いて読むとさらに興味深い。

曲の中にセリフやハプニングが入っているのは、ピチカート・ファイヴからの影響の「編集の妙」というショック太郎さんの指摘に思わず膝を打った。ショック太郎さんの3776の各曲の1行レビューに出てくるミュージシャンの名前も興味深い。

元の原稿はかなりカットされたそうだが、MARQUEE Vol.103に収録し切れなかった、石田氏のインタビュー部分がVol.104に収録されたように、いつか、完全版ディレクターカット版が読みたい。


MARQUEE Vol.103 特集:私立恵比寿中学 東京パフォーマンスドール DIANNA

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MARQUEE Vol.104 特集:乃木坂46 みみめめMIMI アフィリア・サーガ Su

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フルカラー

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