3776(みななろ) Season#3.1始動

4/26(日)富士宮市 花と食の元気広場での定期公演から、Season#3の楽曲が一新しました。

幾多の季節が通り過ぎ、2015年8月に「井出ちよの」のソロユニット「Season#3」となった、富士山ご当地アイドル3776(みななろ)。
プロデューサ石田彰氏との派生ユニット「3776 Extended」の活動を経て、3776 Season#3が 「Season#3.1」にアップデート。

3776 Extendedでのループマシンを使った実験的なライブパフォーマンスを踏まえて、アイドルシーンのみならず、日本の音楽シーンをもアップデートする高品質な楽曲とパフォーマンスを見せてくれている。

数多くのアイドルが戦国時代を戦っているとすれば、3776はまるで「タイムスリップした自衛隊」のように、異彩を放っている。

もはや天才2人に誰も追いつけない。
ただ同じ時代を生きていることに感謝したい。

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3776 Season#3.1の新曲「 登らない理由があるとすれば」
TEAM MII (チームエムツー)の 「ゆるメーター」以来のポップなファンクナンバー。
ちぃちゃんのセリフに隠れているが、間奏のスペイシーなシンセも素晴らしい。



3776 Season#3.1の新曲「春がきた」
石田Pのギターをつま弾く右手に合わせて、ちぃちゃんが軽く跳ねる。
まるでドアをノックするかのようなキックに載せて「春がきた」と歌われる。
緩やかな季節のワルツを乱すかのようなポリリズムのパーカッション。
狂おしいまでに美しく残酷な自然の節理。



3776 Season#3.1の新曲「八合目にゃまだ早い」
新曲4曲の中で、「最も凄い曲」を選ぶとすると、この曲だろう。
ただカッコいい曲、ただ前衛的な曲、ただアイドルらしい元気な曲、ただキャチーな曲が束になって飛びかかって来ても、全てまとめて投げ飛ばすような高みに達した曲。
その楽曲を、荒馬を乗りこなすように歌いこなす、ちぃちゃんも凄い。

単なる高品質というだけでなく、以前から私が繰り返し言っている「アイドルソングである必然性を持った」名曲。
ロバート・ジョンソンが現代に生きていたら、こんな曲を悪魔から取引して受け取るかもしれない。