Saori@destinyはレア・グルーヴを目指せ！ - 日記でもなくメモでもないブログ（仮）

遅くなってしまいましたが、6/12は「Saori@destiny LIVE "Birthday Anniversary" in Solfa」に行ってきました。Twitterでも書きましたが、前半のセットリストで、エレピの音がやたら綺麗に響いていたのが印象的でした。

1.弱虫ハート
2.パーフェクト・ワンダーガール
3.My Boy
（セットリストは、こちらを参照させてもらいました。ありがとうございます。）

家に帰ってからCDで聴き直すと確かにこの３曲はそれなりにエレピがフューチャーされてる曲ですね。

Saori@destiny「スパイラル」〜「弱虫ハート」(後半)

Saori@destiny「My Way」〜「パーフェクト・ワンダーガール」（後半）

Saori@destiny「My Boy (new vocal styling mix)」〜「chemical soda」（前半）

最近はソフトウエアで楽器の音やシンセの音を出せるので、ハードウエア的な楽器固有の音についてこだわることが少なくなったと思いますが、1970年代辺りの音楽が一番好きな私にとって、エレピは非常に好きな音色の楽器です。さらにマイルス・デイビスがエレピの音を使いたいがために電化し、結果フュージョンが始まったという経緯もあるぐらいに、エレピはポピュラー音楽史上重要な楽器です。

さて、最近のSaoriのライブでは「I can't」を中心に大盛り上がりするという「勝利の方程式」が完成していますが、その他の部分で更に一段の高みをお願いしたいところです。

個人的には、初期の乙女ハウス系の曲を「グロテスク」と合わせて音源に手を入れてもらって、ライブにて横揺れのセットリスト（必ずしもメドレーである必要はないが）にしてもらえたら嬉しいなと思っています。

「グロテスク」は非常にファンキーでグルーヴィな曲ですが、ピアノの音色をはじめやや尖がり過ぎてる気がするので、もうちょっとソフトなエレピの音にしてもらって、リズム的なグルーヴはそのままで、その色彩に他の曲を合わせる感じ。具体的な曲で言うとこんな感じですかね？エレピが入ってミドル・テンポでグルーヴィな曲。

Linda Lewis - I Do My Best To Impress

いきなり可愛い声です。元祖UKソウルの歌姫、リンダ・ルイスちゃん。エレピは、Jeff Beckともよく一緒に仕事をしていたMax Midletonです。フルートもかなり印象的です。

Marlena Shaw - Look At Me Look At You
埋め込みが無効になっているのでこちらからどうぞ。

一転して大人の女。Saoriにこんな曲が似合うのは17年＋何ヶ月後ぐらいでしょうか（笑）？でも可能性はあると思うんですよね。エレピはバッキングでさりげなく鳴っている感じが好きです。

BONNIE PINK - 泡になった

ボニー・ピンクの初期の隠れた名曲です。途中から入ってくるリズム・ギターとシタールの方が印象的かもしれません。こういう曲ではどうしてもギターの刻みは欠かせません。なぜSaoriやAiraのバックにギターがいないんだろう？歌詞もいいです。

Patrice Rushen - Remind Me

イントロを聴いただけで名曲だと分かります。リンダ・ルイスとマリーナ・ショウの間ぐらいで、Saori的にも無理がないのでは？

Saoriのライブでは、こういった曲の感じでゆったりとした横ノリ・タイムの後、終盤の「勝利の方程式」の大盛り上がりが来たらいいな。さらに所々にバラードを単発でスパイスのように効かせたら完璧です。注文のハードルをどんどん上げて行ってますが、今のライブでも完成度は高いので誤解なき様。

おまけその１：
そういえば、Saoriの「パーフェクト・ワンダーガール」の歌詞には「グルーヴ」とか「アップタイト」というフレーズが出てきます。Terukadoの入れ知恵か？スティーヴィ・ワンダーのこの曲を思い出します。
Stevie Wonder - Uptight (Everything's Alright)