如何にしてSaori@destinyのライブの素晴らしさを伝えればいい?

昨日7/30の「Electric summer party!!!Vol.1」という名のAira Mitsukiとの2マンライブも素晴らしかった、Saori@destinyですが、ちょっと振り返ってみます。

私が最初に、Saori@destinyにハマったきっかけは、このPVを見た時でした。

大げさに言えば、初めてKing CrimsonLed Zeppelin、Princeを聴いたときと同じような衝撃。「カッコいい!でもこれをカッコいいと言ってしまっていいのか?!」自分の既存の価値観を破壊される衝撃でした。
さっそく、ミニアルバム「WOW WAR TECHNO」を買って聴いたら大傑作。その前のアルバム「JAPANESE CHAOS」もそこまでの衝撃は無いにしても、素晴らしい佳作。
さて、「ライブはどんな感じなんだろう?」と自然な流れになりましたが、その当時の最新作「WOW WAR TECHNO」期のライブ動画が無い。かろうじてあったのはこれだけ。

正直これを見てめちゃくちゃ不安になりましたよ。アルバムのいい思い出を大事にするために、あえてライブには行かない方がいいんじゃないかとか(笑)。
結局は、何回か行ったのですが、solfaだといつも後ろにいたので、あまり良く見えず、それほどアルバムの思い出に傷はつかなかったです。>おーい!(笑)
その当時、Terukadobounceのインタビューで「Saoriのは、次は凄いものを仕上げますよ」とか「今までライブは現場に任せていたけれど、これからはテコ入れします」と発言していて*1、半年ぐらい待って出てきたのが、ツインキーボードというレボリューションでした。
その後の流れは、以前振り返ったここに続きます。
http://d.hatena.ne.jp/absolute_empty/20110709/1310217408
「WOW WAR TECHNO」期以前のライブ動画は、今やアップロードする意味は全くないのですが、ダンスも音も著しい向上を遂げた、現在のライブの雰囲気を伝えるものもほとんどありません。かろうじて、この動画の後半ぐらい*2

これでもダンスは見えにくいし、音もまだまだCDそのままに近いですね。今はもっと化けてますし、盛り上がりももっと凄いものになっています。
音に関して言えば、7/3のワンマンのセットリストの順にCDの音源を自分で並べて聴いてみましたが、CDだと「JAPANESE CHAOS」の曲は、音の感触的に他のものと並べると違和感があるのですが、実際のライブではそんなことは全くありません。おそらく、トミーがそのあたりも調整しているのでしょう。

結論的には、表題の問いに対しては、「実際にライブに参加してもらうしかない」というしかないでしょう。しかし、少しでも興味を持った人に対して、ライブ参加の敷居を低くしたり、期待を高めるような動画をYouTubeなりで公開したり、対バンで他のアーティスト目当ての人に気付いてもらうような活動は必要でしょう。

Saori@destinyのライブには「今」が表現されています。まだまだ持ち歌が多い訳ではありませんが、少ない訳でもない。その曲の中で、繋ぎの新鮮さだったり、新しい音が加わっていたりする変化が楽しめます。3人のMCも面白いですし、ダンスだって昔の動画とは比べものにならないくらいに上手くなっています。逆に、「今」が表現されてなかったら、ライブに参加するより、CDの完成された音源を聴いている方が音楽的にはよっぽど満足できるでしょうからね。

少しでもSaori@destinyの音楽に興味がある方は、ライブに参加されることを強くお勧めします。「今」というものは、いつまであるか分からないものですから。

*1:bounceのWebページが無くなったので記憶ですが。

*2:私がアップした最近の秋葉原の路上ライブも、あれは余興みたいなものですからw。