bounce333号は読んだ方がいい - 日記でもなくメモでもないブログ（仮）

昨日6/24にはタワレコ店舗に来ていたフリーペーパ"bounce"誌333号ですが、早速もらってきました。
目当てはDejima Koji氏による、Saori@destinyインタビューですが、結構興味深い内容です。
今まであまり明らかでなかった制作の裏の話が掲載されています。要点を掻い摘まむと。

最初にプロデューサーから＜ツインキーボードでライヴやりたりたいよね＞って提案されたときは＜？＞だったんですけど、いまとなっては、ライヴならではのオリジナリティーを出せるようになってきたと思うし、ライヴ感やバンド感も増して、メンバーたちにはとても感謝してますね。独りじゃないんだな〜って存在だけでも励まされてます！

最近のライヴに参加した事がある人ならよくご存じなように、現在のS@dのライヴではキーボードの2人の存在は不可欠なものになっています。最初の頃は、音的にどう違うんだという段階もありましたが、去年5/30の"WORLD WILD 2011"リリースパーティで一つの完成をみ、現在のメンバーのトミーとみずっちは、CDとは異なるライヴ用音源を使い、生のキーボードやフィルターを駆使しながら、客を煽って盛り上げ、MCではSaoriと絶妙なコンビネーションで笑いを取るという素晴らしい働きをしています。
まさに「トリオ・ザ・デスティニィ」と化した、このような化学反応はどうして生まれたのか？もちろん今の3人の人間的な相性の問題が最も大きいと思いますが、Terukadoの意図がどのようなものであったのか、非常に知りたい所です。普通ならダンサーかDJを入れる所だと思いますが、なぜキーボード？それもツイン？

この映像では、あまりに短くあまりに不完全ですが、最近のライヴのほんの一端だけでも味わってください。

当初のミーティングでは、プロデューサーのTerukadoさんから前作の"BABY TELL ME"の触感を大切にやりたいっていう話があって、そこから骨格ができていったように思います。

これもライヴでの話になりますが、"BABY TELL ME"が来ると、助走を急激に付けてこれから盛り上がるぞという気になります。Saoriも煽りますしね。ライヴで必ず披露される曲という訳ではありませんが、対バンの時にいきなり頭からこの曲が来たら、最初から最後まで飛ばす気だなという感じがします。そういう今のライヴの状況を踏まえて、"Domestic Domain"の制作が始まったという納得のエピソードです。

試聴版は、短縮してあるので分かりにくいかもしれませんが、疾走するパートと溜めるパートの切り替えが絶妙な曲です。結構凝ったSaoriのコーラスワークも聴きどころ。

曲作りは今年に入ってから始まったんですけど、制作中に震災があって、（Dejima:歌詞を書いたのは震災後ですよね？）歌詞はほとんどそうですね。Terukadoさんが＜見えるものが変わった、聴こえ方が変わった、めざすものもみんな変わった＞とよく口にしていて、それが何かを探っているうちに、歌詞のディテールも固まっていきましたね。ただ、直球のメッセージやわかりやすい復興ソングじゃなくするのが凄く難しかったです。"GAMBA JAPAN"っていう、ちょっと飛んだキーワードを挙げられた時は、それ大丈夫なん？って思いましたが

Saori自身よりTerukadoの方が震災からの影響を受けているように思えるのは興味深いですね。直球な復興ソングになる心配はしてませんでしたから、大丈夫です（笑）。
それから、やっぱりキーワードをTerukadoからSaoriに投げて作詞させるというくだりは、やっぱりって感じです。大丈夫なんというSaoriの第一印象も同感です（笑）。

後者（"Pray"）は前作収録曲"Play"のアンサーソングで、

日本人には発音の区別ができない2曲ですね（笑）。秋葉原の書泉ブックタワーでのリリースイベントのMCでもアンサーソングうんうんは言ってました。"Pray"は最初聴いたときは、ちょっとJ-R&Bくさい印象でした、（特にAメロの三連符の所はちょっとあざといなあwと思いました）が、静かにうねるベースに身を任せていると気にならなくなりました。早くちゃんとした箱で聴きたいですね。

話がbounceから外れますが、書泉ブックタワーでのMCから制作エピソード的なもののメモ。